16/11/13:降水量74mL ~ ボートロックにおけるタイラバの威力

今日はボートロックにおけるタイラバの話です。

正直なところ、これまでは

「ボートロックでタイラバなんて」

「ワームで十分」

そう考えていたのですが、前回の釣行で考えが改めさせられました。

陽が落ちてからのソイタイムは兎も角、日中はそこそこ渋い状況だったのですが、特にキャストするでもなく、いわゆるバーチカルで誘っていたタイラバはガンガン釣果を重ねていました。

無論私を含めたワーム使用者の腕の問題もあるに違いありませんが、あれだけの釣果を目の当たりにすると、タイラバをボートロックでの選択肢に入れざるを得ません。

どんどこ釣果を重ねている同乗者を脇目に、貧果でいるのは寂しいものです。

さて、そのタイラバなのですが、困った点が二つあります。

第一に高価であること。第二に市販品は重過ぎることです。

ひとつ目の価格ですが、タイラバはセットになった製品を購入すると、1個があっさり1000円を超えます。根周りでの釣りではロストすることも考えると、これはかなり高価です。

しかも私は自分よりもキャリアの浅い友人と釣りに行くことも多く、ワームやジグヘッドであれば余分に用意していくのですが、この価格帯のものを友人の分まで揃えるのは厳しい。

ふたつ目にヘッドの重さです。元々それなりに水深がある場所での使用を目的としているからか、軽いものでも30g。その次が45gで、50、60と増えていきます。

沖提周りでのボートロックの場合、潮の速さやうねりにもよりますが、12gもあれば底が取れるわけですから、30gは重過ぎるように感じます。

一部炎月投式など15g程度のものも市販されていますが、圧倒的に少数派です。しかもやはり高価です。

タイラバの場合ヘッドが軽ければ良いというものでもないという意見もあります。スカート部分とのバランスもあるでしょう。

とはいっても私は軽いものを試してみたい。

ロックをやる方なら皆さんご存知でしょうが、食いが渋い状況では軽いリグが威力を発揮します。軽ければ軽いほどフォールの時間が長く取れ、アピールが大きくなるからです。

しかも20g以下であればスピニングタックルで十分に扱えます。ライトな釣り人である友人らはベイトタックルを所持していないので、これも大きなメリットです。

スピニングタックルでのタイラバに賛否あるのは承知していますが、しっかりと結果を残している方々もいるようですので、試してみる価値はあるのではないかと思っています。

さて、軽いタイラバを、しかも安価に入手するため、タイラバヘッドの自作に挑戦してみることにしました。

検索してみるとタイラバヘッドを自作している方は多いようで、How toがたくさん出てきました。

鉛を溶かして成型するという本格的なものから、セブンスライドの未塗装ヘッドに塗装するお手軽なものまで幅広くありましたが、私はその中間、安価な鯛オモリを購入し塗装を施すものにチャレンジしてみることにします。

いくらHow toがあるとはいえ、初めは試行錯誤になるかとは思います。とはいえこれからの北海道は雪深くなり、海も荒れることが多く釣り人には厳しい季節。その分の時間をタイラバヘッドの自作に充ててみるつもりです。

上手くいきますように!

16/11/5:降水量73mL ~苫小牧ボートロック好調!

札幌は朝から生憎の天気、というか酷い雪で、

「とてもじゃないけど出港は無理かなあ」

タマリスクさんに電話をすると、苫小牧は降っていない様子。

「状況は良くないから釣れなくても良いなら」

という前置きに二つ返事で応えて出港。仕事の都合もあるので、乗れるときに乗っておかねば、と。

私と同じように釣れなかろうが出港したい! という方々と乗り合わせ、勇払マリーナを定刻に出港しました。

明るいうちはアブラコを、ということで初めに向かうは西港です。

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婚姻色が美しいオスのアブラコ。48cmと惜しくも50には届かず。

14gテキサス(バレットシンカー)にエコギア BTS ナチュラルゴールド。日中の苫小牧ボートロックではかなり信頼のおける組み合わせ。堤防際のフォールでヒットしました。

さらに同じリグでもう1尾追加し、昼の部が終了。アブラコは全てリリースです。

うねりが酷く、早上がりとなる予定でしたが、マリーナ入り口まで戻るとうねりはどこへやら。船長の気遣いで東港で夜の部がスタートです。

周りで30cmクラスのクロゾイがポンポン釣り上げられる中、私はなかなか乗せることができません。

昼の部と同じテキサスリグに、エコギアグラスミノーL チカチカ室蘭を付けて底をねちねち探っていると、小さなアタリが。思い切り合わせると魚の反応はあるものの、根がかりかと思うほど上がってきません。ゆるめに設定しているドラグが出て行ってしまうため、リールのスプールを抑えながらポンピングで持ち上げて巻き上げます。上がってきたのは50cmオーバーのクロソイ!

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50cmオーバーのアブラコは何度か経験がありますが、クロソイは初めてです。体高がある分、随分大きく感じます。

「今日は良くない」

と船長は言いますが、ワンキャストワンヒットの入れ食い状態。

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個人的に今回の釣行で活躍したのは写真にも写っているスプーンでした。

10g以下のスプーンにオフセットフックを付け、そこにグラスミノーL チカチカ室蘭の組み合わせ。スローピッチの真似事でアピールすると次々にバイトがありました。

オフセットフックばかりを使うのは根がかりが怖いからですが、反面ジグヘッドに比べるとフッキングに難あり。

完全に腕の問題ですが、乗ったと思っても途中で抜けたり、あわせに失敗したりするケースが多く、モノにできたのは体感でアタリ全体の60%程度か、それ以下でした。ここはもっとトレーニングが必要ですね。

しかしスプーンリグはボートロックくらいの水深であれば、アピール力が高くて使い物になりそう。次回も試してみたいと思います。

持ち帰るクロソイとガヤは全て船上で血抜きをし、一番美味しい状態でのお持ち帰り。

釣って美味しい魚の方が、楽しみが増えて良いですね。

さて、今回のボートロックで最も衝撃的だったのがタイラバの威力でした。

ここまでで十分に長くなったので、タイラバについてはまた次回。

16/11/4:降水量72mL ~ふくふくと期待ばかりが膨らんで

フルタイムで働きながら学生も、という二足の草鞋を履いている上、子供も小さいとなるとそうそう休みの度に釣りに行くわけにもいきません。

なによりミスが人の命に直結する仕事のため、あまり無理をして体力を削るわけにもいかず、家庭と仕事、それに研究と休息のバランスを取りながら、なんとか捻出した休みで釣りに行く生活です。しばし我慢。

さて、今年はイカメタルにタイラバ、さらにはスローピッチジギングとたくさんの新しい釣りにチャレンジでき、燻っていたボクの中の釣り熱がカッカカッカと燃え上っています。

もちろん来年もタイラバとスローピッチは続け、可能なら日本海側でのイカメタルもやってみたいと思っていますが、春からもう一つ始めてみたい釣りがあります。

それはショアからの海サクラマスと海アメマス。

それをショアスローピッチで狙ってみたいと考えています。ショアスローピッチを覚えるとサーフからヒラメも狙えそうだし、あわよくばワラサも、なんて妄想ばかりが広がります。

サーフとはいえ冬の日本海に立ちこむのは怖いので、基本的に波打ち際からのキャストとなれば、飛距離を稼ぐためにはそれなりのロングロッドがほしいところ。

春までに揃えれば良いや、ということで慌てず調べていますが、気になるのは以下の2本。

 

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アングラーズリパブリック(AN​GLERS REPUBLIC) ロッド パームスエルア ショアガン エボルブ Shore Slow SFSGS-992・SS

 

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メジャークラフト(Major Craft) N-ONEショアラバー&ショアスロー NSS-962M/SRJ 962M

どちらも値段はそれほど変わらず。

リールはバイオマスター4000XGあたりにPE2号かなー、なんて。

サクラマスは釣れたら楽しいだろうし、美味しいだろうなあ。

16/11/1:降水量71mL ~釣りに行きたい

仕事が上手く行かない。まったくもって精神衛生上よろしくない。

これはリフレッシュが必要だ! ということでタマリスクさんに電話しました。

本当であれば先日購入したスローピッチタックルを使用したかったが、

今週末は沖五目の予定が無いそうで断念。

今のところカレイはやらないので午後からのボートロックを予約しました。

天気予報が曇りのち雨か雪と微妙ですが、好転することを祈るばかりです。

ソイが大変好調だそうで、是非行きたいところです。

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16/10/30:降水量70mL ~New tackle 購入!

日本ハムファイターズ日本一おめでとうございます!

昨夜は仕事関係の飲み会を1次会で失礼し(仕事のスケジュールも厳しく、体力的にもしんどかった)、帰宅してテレビをつけたら丁度同点に追いつかれる場面でした。

暗澹たる気持ちになりながらも諦めず、シャワーを浴びてリフレッシュし、既に寝ていた息子を起こさないようにサイレント応援し続けていた甲斐あって勝ち越し押し出し四球、まさかのバースタイムリー、レアードの満塁ホームランをリアルタイムで目撃。大変気分よく布団に入ることができました。

日ハムの優勝が決まった後の広島球場の雰囲気もとっても良かった。拍手していただいた広島ファンには頭が下がります。きっと自分が逆の立場だったらイライラを募らせて帰っていたと思います。

さあ、日ハムが優勝したとなれば、次に気になるのは優勝セールイオングループビックカメラ優勝セール常連ですが、個人的には釣り具がセールになると嬉しい限り。

NorthCastさんでセールしてくれたら良いのになあ」と妻に話して一夜明けたら、本当にセールが始まっていました。

お会計後に籤を引き、30%の確率で3割引 or 1.5割引 or 1割引。10%の確率で値引きなしです。先日の6周年記念イベントは職場に缶詰で参加できなかったので、喜び勇んで店舗へ向かいました。

最近は暇さえあればネットでタイラバゲームとスローピッチジギングの道具を調べ、動画を漁っていたのですが、実際のところどれがいいのか良くわからない。そこで相談に乗ってもらいつつスローピッチジギング一式を揃えてしまいました。

ロッドはPROX 桜魚も随分と迷ったのですが、自分が使うにはあまりにもピンクすぎる気がして、結局OLYMPIC プロトンEX GSOPEC-622-2(NorthCastさんのYahooショップに在庫がなかったのでメーカーHP)にしました。

お値段は桜魚の倍くらいしましたが、リールをSHIMANO オシアジガー1501HG(こちらも在庫なし)に決めていたので、見た目のバランスでもプロトンに惹かれてしまったのでした。それにプロトンは日本製、さらにはバットジョイントの2ピースで仕舞寸法が約140cmとコンパクト。実は気になっていたロッドだったのです。結局のところほとんど1択でした。

なかなかの出費にはなりましたが、その後の籤で無事に15%OFFの玉を引き当て、ホクホクでの帰宅となりました。

(ここだけの話、AMAZ●Nより安いです。相談にも乗っていただけますし、現物見て買えますし)

ああ! 早く使いたい!

......と思っているのですが、初挑戦で自分独りは辛い。これまでどの釣りも独学でやってきましたが、最近になって上達へ一番の近道は上手な方に教えてもらうことだと感じているので、できれば経験者と一緒に行きたい。

ですがNorthCastさんのツアーはもう全て満員。悩ましいところです。

16/10/15:降水量69mL ~タイラバデビュー

すっかり気温も下がってきて、今年の札幌は秋がないですね。

 

冬本番を目前に遅い夏季休暇を取得したので、短期間に二度目の釣行。今回も勇払マリーナからタマリスクさんでの出港です。

 

午前3時に札幌を出たときにはそれほど寒さも感じなかったのですが、マリーナ手前の温度計を見るとなんとマイナス0.5℃。マリーナは風もあり、身を切るような寒さでした。

 

かじかむ手でタックルの準備を済ませ、乗船したのが午前5時半。ほぼ予定通り6時直前に出港となりました。船長によれば1時間ほど船を走らせるということなので、温かいキャビンで同乗者の方とお話したり、うたたねしながら過ごします。

 

今回も10名ほどの乗船者がおり、その内タイラバ・インチクは私含め3名でした。あとは皆さん電動リールのエサ釣りです。

 

本来であればタイラバ・インチクのレクチャーを受けたかったところですが、他の二名も初挑戦と二度目ということで叶わず。事前にYouTubeや雑誌で得た知識を元に手探りでの釣行となりました。

 

時折Google Mapで現在地を確認すると、到着したポイントは白老沖。前回のイカメタルとさほど変わらないように見えますが、水深は50m前後と半分以下です。

 

すっかり陽が昇った午前6時40分。船長の合図で釣り開始です。前回の釣行時にほとんどなくなってしまったラインはNorthCastさんでPE0.8号を巻き直し済み。トラブルなく釣行開始です。まず使用したのはニューハーフ シルバー60g。お値段500円ちょっとと非常にリーズナブルなタイラバです。

 

大潮前日ではあるものの潮もそれほど速くなく、60gのタイラバでもしっかりと底が取れます。タックルはスポーツライン SP タイラバ B-69HB 69HBAbu Garcia REDMAX船-L。水深100m越え、使用ジグ130g~180gのイカメタルではアンバランスで泣きたくなる使用感でしたが、流石はタイラバロッド。ストレスなく釣りができます。

 

細目に場所を移し、餌釣りではなんと58cmのソイも上がりますが、タイラバ組はノーフィッシュ。ようやくお隣の方(今回タイラバ2回目)が30cm程度のソイを釣り上げます。私もリトリーブを速めたり、遅くしたりといろいろ試しますが、アタリすらない状況。

 

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開始から1時間ほど粘りましたが状況が変わらず、隣の方はジギングサビキまで投入しての本気モード。私もジギングサビキは持って行っていたのですが、ライトなタックルで複数匹の魚を上げられるか不安があったため、サビキは使わずタイラバを変更することにしました。

 

正確にはタイラバでもインチクでもないのですが、NorthCastさんで見つけて気になって購入したショアフリップ 60のブルーピンクです。結果的にはこれが功を奏し、ソイとガヤがパタパタと上がりました。

 

陽が高くなってからはリーダーの中間に2/0サイズのオフセットフックを付け、エコギアグラスミノーL ナチュラルゴールド を付けたものにもガヤが掛かりました。ですが非常に柔らかいタイラバロッドではアタリがあってもフッキングに難あり。あまりお勧めはできないし、次回はやらないかもしれません。

 

さらには船全体でアタリが止まったことから場所を移したところ、とにかく潮が早くて80gのタイラバでも底を取るのが難しい状況となってしまいました。しかも根係りで貴重なタイラバをロスト。悔しい限りです。

 

その後は船長が多少潮の流れの遅い場所を探してくれたこともあり、再びタイラバの重さを60gに変更。私は陽が高い時間帯にはゴールド系にかなり信頼を置いているため、ジャクソン(Jackson) アイ・ボール ノーマルタイプ 60g IWOG(イワシオレンジ)に変更。

 

これが再び功を奏し、30cm越えのシマゾイを含む数匹を追加し、ストップフィッシング。

 

「今日は釣れない日だよ。潮と風が逆だから」

 

マリーナへ帰る道すがら、船長からはそんなことも言われましたが、それなりの数が釣れて楽しい釣行となりました。やはりAbu Garcia REDMAX船-Lでは50~70mくらいが気持ちよく釣りのできる水深ですね。

 

最終的にはガヤ3匹、クロソイ3匹、シマゾイ1匹の釣果となりました。

 

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久しぶりの三枚おろしに四苦八苦しながらもソイは刺身、アラはアラ汁、ガヤは煮付けで美味しくいただきました。

 

今シーズン中にもう一回は行きたいなあ。

 

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16/10/13:降水量68mL ~イカメタルリベンジ

衝撃のイカメタル大惨敗から約10日。電話で確認したところ棚も100m前後まで浅くなってきているということで、リベンジに行ってきた。

 

お世話になったのは前回と同じく苫小牧のタマリスク高野船長。

 

前回よりも早い午前1時に札幌を出発し、勇払マリーナへ。夜も明けきらぬ洋上を1時間超移動し、ポイントに到着。

 

乗船者のうちイカメタルは私だけ。他は全員が電動リールにスッテの仕掛けである。

 

さあ! と勢い勇んでジグを投入したところ、PEラインが切れてNaMaRaJigオオナゴオレンジベリー130gをロスト。

 

なんとも幸先の悪いスタートである。もともと150mしか巻いていないラインのうち、約20mを失ってしまったのも大きい。

 

周りではスッテ仕掛けに次々とイカがかかっている。あくせくとリーダーを結びなおし、NaMaRaJigピンクシルバーグローベリー130gを投入。

 

水深は110m程度とのことだが、潮が早く、0.8号のPEラインでも130gのジグでは底が取れない。

 

その後5時間頑張り、なんとか2杯のイカを釣りあげてボウズは回避。

 

活いか

 

おすそ分けにたくさん釣れた方から5杯のイカを分けていただき、美味しいイカ刺しを堪能しました。

 

いか いかさし

 

2回の釣行を経てはっきりした問題点は2点。

 

① 最大100gまでのタイラバロッドでは柔らかすぎて130g以上のメタルジグを扱うのは難しい。

 

② 一回転76cmのリールでは巻き上げに時間がかかり、せっかくHITしたイカを取り込み前にばらしてしまう。

 

手持ちのリールだとせいぜい水深70mが限界だ。道具を新調でもしない限り、苫小牧でのイカメタルはもう行かないかな。