17/1/6:降水量79mL ~ タイラバ自作
書く書くと言いつつ時間が経ってしまったタイラバ自作のお話です。
もたもたしている内に2017年になってしまいました。反省。
さて、細かい部分は端折りますが、ざっくりいうと安価で、しかも軽いタイラバが欲しかった私は自作することにしたのでした。
まずは購入したもの一覧です。
①鯛オモリ 5号(関門工業)
②マニキュア(100円ショップ)
③空き瓶(100円ショップ)
④ラメシート(100円ショップ)
⑤釘打ち用台(ホームセンターで1000円位)
⑥釘
⑦下塗リ用塗料(BP)(東邦産業)
⑧鯛ラバヘッド専用ケイムラコーティング剤 130ml (タカミヤ)
シート打ち抜き用の穴あけポンチは実家にあったものを拝借。
鯛オモリのサイズはこんな感じです。↓
金属用のヤスリでバリを取ります(厚めに塗料を塗ると結局隠れるような気もします)。
次に塗装です。当初はクリップで錘を吊り、塗料ドブ漬けで進めていたのですが、不安定な上に肝心の穴が塞がってしまうので方針を転換しました。
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丁度良い太さの釘を購入し、まずは金づちで鯛オモリの穴に通しました。
そして下塗り用塗料にどぼん。漬けては一晩乾かし、二度漬けしてもう一晩乾燥。
更に空き瓶に移したマニキュアも同じようにドブ漬けと乾燥でもう二晩。最後の塗料を塗ったら乾く前にくり抜いたラメシートを乗せました。接着剤不要です。
乾燥後、更に二晩かけてコーティング剤を二度漬けして、最後に釘を抜きました。
時間はかかりますが簡単です。
で、これが完成品。
ラバーとフックは既製品です。それでも1個当たりのコストは300円程度。随分と安く上がりました。
実際に作ってみてわかったことですが、ドブ漬けは確かに塗りムラができにくいのですが、地球上では重力の影響を受けるため下の部分がどうしても膨らみます。
それに釘の部分にも余分な塗料がくっつくため、形が歪になってしまいました。
奇麗に仕上げたいならスプレーによる塗装の方が良さそうです。
しかし不細工ながら苫小牧ボートロックでは大爆釣! 釣果の方は申し分ない出来でした。なかなか釣りに行けない冬の間にもう少し数を作っておきましょうかね。
多少の不細工は直接釣果に影響しないようですし、自作タイラバ、結構オススメです。
17/1/5:降水量78mL ~ 謹賀新年
新年あけましておめでとうございます。
厳寒期は釣りも足が遠のき、更新も滞りますね。
仕事しないで釣りばかりして過ごしたい。
今年はスローピッチジギングデビューを目標に頑張ります。
16/12/16:降水量77mL ~ ツアー予約
仕事の方が立て込んでいまして、釣りはおろか更新もままならぬ日々です。
自作タイラバの記事も下書き途中のまま放置している始末。なんとかしなくては。
さて、早々とNorthCastさんのHPに2017年1~7月イベント情報が載りましたね。
久米島はもちろん無理だし、網走も静内も遠い。だがレクチャーも付属する余市なら! とさっそく電話をかけてみると、3月のイベントであるにもかかわらず、なんともう定員に達したとのこと。
とりあえずキャンセル待ちだけでも、と伝えると、フィッシュランド美しが丘店なら枠が残っているかもしれないと言われ、ダメ元で問い合わせてみました。
嬉しいことに希望していた土曜日の枠に空きがあり、無事に予約完了です。
最長でも3月にはスローピッチジギングデビューができそうだ。楽しみ。
16/11/22:降水量76mL ~ ロッド修理
今回はタイラバの自作について書こうかと思っていたのですが、その前にロッド修理の話を一つ。
実は前々回の釣行で、片付けの際に不注意からタイラバロッドのティップを飛ばしていましました。
私が使っているタイラバロッドはスポーツライン SP タイラバ B-69HB 69HBというものでバットジョイントなのですが、引き抜いた際に勢い余って先端が車のハッチバックドアを直撃してしまったのです。
降っていた雨を避けるためにドアの下で作業をしていたのも災いしました。一応購入店であるNorthCastさんへも持って行ってみたのですが、割と安価なロッドということもあり、修理よりも新品の購入を勧められました。
確かに6千円ほどのロッドで、送料併せて修理に4~5千円というのはちょっと考えさせられるところです。結局SALTY STAGE KR-X Tai Rubber OFTC-69LS-80を購入し直し、こちらをメインロッドとすることにしました。
さて、メーカー修理を諦めたスポーツラインのタイラバロッドですが、まだ数回しか使用しておらず、とてもじゃありませんが捨ててしまう気にはなれません。
そこで富士工業(FUJI KOGYO) 波止竿・サビキ竿用LOTリペアキットを購入し、自分で修理することにしました。
こちらにはホットグルーが付いてくるのですが、我が家にはライターがなく、上手に扱う自信がなかったため、併せてKONISHI(コニシ) アロンアルフア 釣名人も購入。
軸のコーティング部分をほんの少し削り、アロンアルファを注入したガイドを挿入。割と簡単に直せました。
実際に使用に耐えるのかどうかはわかりませんが、サブロッドとしてこれからも使用していくつもりです。
16/11/19:降水量75mL ~ 苫小牧ボートロック再び!
19日の昼のことです。ふと携帯に目をやるとタマリスクさんから不在着信がありました。翌20日にはボートロックを予約していたので、こりゃ中止の連絡かな、とすぐに掛け直します。
残念なことにやはり20日はあまり状況が良くないらしいということです。私一人であれば多少状況が悪かろうと強行するのですが、今回は数年ぶりに釣りをする従弟が一緒。しかもボートは初挑戦となれば無理はできません。
キャンセルが頭をよぎった私でしたが、なんと船長より19日夜便の打診がありました。なんでも同じく20日予約の方で、何としても釣りがしたいから夜便を出して欲しいと頼んだ方がいらっしゃったのです。今夜は良い状況だというし、我々ふたりも件の夜便に乗り込むこととしました。
さて、今回の目的は二つです。
① ブランクがある従弟にしっかり釣らせること
② 今回の釣行に備えて自作したタイラバの試行
本当のところを言えば日中渋い時間帯に、前回威力を発揮したスプーンリグでのバーチカルも試したかったのですが、夜便では試せませんので次回以降の課題です。
多少の余裕をもって出発したはずが、渋滞に巻き込まれて勇払マリーナ到着は出港ギリギリでした。
ばたばたと用意したため酔い止めを飲み忘れ、人生初の釣り船で船酔いを経験することとなります。酔い止めは大事ですね。
走る船の上で仕掛けを結び、あっという間に釣行スタートです。
従弟には前回もソイが釣れた14gテキサスシンカーにフックはガマカツ#1エコギアグラスミノーL チカチカ室蘭をチョイス。私は7gスプーンに1/0オフセットフック、ワームは同じくチカチカ室蘭でスタートです。
午後便でも相当数が釣れたという前評判通り、さっそくワームで狙っている同乗者にポンポンとソイが掛かります。私も25cmクラスを立て続けに2本釣り上げましたが、フッキングに失敗してスプーンごと飲み込まれてしまったので、思い切ってラインをカットし、自作タイラバに切り替えます。
自作ということであまり期待はしていません。
が! やはりタイラバはすごかった。フォールの最中からアタリが頻発。どんどこ釣れます。
なかなか釣り上げられない従弟の仕掛けもタイラバに変更し、もうここからは2人で何本釣ったかわかりません。おそらく合計で70近かったか、それ以上だったと思います。食べる分だけをキープし、ほとんどリリースして帰ってきました。
それにしてもタイラバの釣れること釣れること。正直、こうなると
「腕もヘチマも関係ねえな……」
と思ってしまいました。もちろんタイラバを使おうがワームを使おうが釣れないときは釣れないですから、今回はそれだけ状況が良かったということです。
終了間際にはまずまずの大きさのマゾイも釣れ、お刺身で美味しくいただきました。
(写真はタマリスクさんHPより拝借)
刺身、煮付け、アラ汁、昆布〆めと大変美味しくいただきました。
刺身はマゾイ、煮付けならクロソイがんまかったなあ。三枚おろしがどんどん上達します(笑)
目的の①も②も達成したし、今回も良い釣行でした。
鯛ラバ自作は次回記事にしたいと思います。
(従弟とダブルヒット。写真はタマリスクさんHPより拝借)
16/11/13:降水量74mL ~ ボートロックにおけるタイラバの威力
今日はボートロックにおけるタイラバの話です。
正直なところ、これまでは
「ボートロックでタイラバなんて」
「ワームで十分」
そう考えていたのですが、前回の釣行で考えが改めさせられました。
陽が落ちてからのソイタイムは兎も角、日中はそこそこ渋い状況だったのですが、特にキャストするでもなく、いわゆるバーチカルで誘っていたタイラバはガンガン釣果を重ねていました。
無論私を含めたワーム使用者の腕の問題もあるに違いありませんが、あれだけの釣果を目の当たりにすると、タイラバをボートロックでの選択肢に入れざるを得ません。
どんどこ釣果を重ねている同乗者を脇目に、貧果でいるのは寂しいものです。
さて、そのタイラバなのですが、困った点が二つあります。
第一に高価であること。第二に市販品は重過ぎることです。
ひとつ目の価格ですが、タイラバはセットになった製品を購入すると、1個があっさり1000円を超えます。根周りでの釣りではロストすることも考えると、これはかなり高価です。
しかも私は自分よりもキャリアの浅い友人と釣りに行くことも多く、ワームやジグヘッドであれば余分に用意していくのですが、この価格帯のものを友人の分まで揃えるのは厳しい。
ふたつ目にヘッドの重さです。元々それなりに水深がある場所での使用を目的としているからか、軽いものでも30g。その次が45gで、50、60と増えていきます。
沖提周りでのボートロックの場合、潮の速さやうねりにもよりますが、12gもあれば底が取れるわけですから、30gは重過ぎるように感じます。
一部炎月投式など15g程度のものも市販されていますが、圧倒的に少数派です。しかもやはり高価です。
タイラバの場合ヘッドが軽ければ良いというものでもないという意見もあります。スカート部分とのバランスもあるでしょう。
とはいっても私は軽いものを試してみたい。
ロックをやる方なら皆さんご存知でしょうが、食いが渋い状況では軽いリグが威力を発揮します。軽ければ軽いほどフォールの時間が長く取れ、アピールが大きくなるからです。
しかも20g以下であればスピニングタックルで十分に扱えます。ライトな釣り人である友人らはベイトタックルを所持していないので、これも大きなメリットです。
スピニングタックルでのタイラバに賛否あるのは承知していますが、しっかりと結果を残している方々もいるようですので、試してみる価値はあるのではないかと思っています。
さて、軽いタイラバを、しかも安価に入手するため、タイラバヘッドの自作に挑戦してみることにしました。
検索してみるとタイラバヘッドを自作している方は多いようで、How toがたくさん出てきました。
鉛を溶かして成型するという本格的なものから、セブンスライドの未塗装ヘッドに塗装するお手軽なものまで幅広くありましたが、私はその中間、安価な鯛オモリを購入し塗装を施すものにチャレンジしてみることにします。
いくらHow toがあるとはいえ、初めは試行錯誤になるかとは思います。とはいえこれからの北海道は雪深くなり、海も荒れることが多く釣り人には厳しい季節。その分の時間をタイラバヘッドの自作に充ててみるつもりです。
上手くいきますように!
16/11/5:降水量73mL ~苫小牧ボートロック好調!
札幌は朝から生憎の天気、というか酷い雪で、
「とてもじゃないけど出港は無理かなあ」
とタマリスクさんに電話をすると、苫小牧は降っていない様子。
「状況は良くないから釣れなくても良いなら」
という前置きに二つ返事で応えて出港。仕事の都合もあるので、乗れるときに乗っておかねば、と。
私と同じように釣れなかろうが出港したい! という方々と乗り合わせ、勇払マリーナを定刻に出港しました。
明るいうちはアブラコを、ということで初めに向かうは西港です。
婚姻色が美しいオスのアブラコ。48cmと惜しくも50には届かず。
14gテキサス(バレットシンカー)にエコギア BTS ナチュラルゴールド。日中の苫小牧ボートロックではかなり信頼のおける組み合わせ。堤防際のフォールでヒットしました。
さらに同じリグでもう1尾追加し、昼の部が終了。アブラコは全てリリースです。
うねりが酷く、早上がりとなる予定でしたが、マリーナ入り口まで戻るとうねりはどこへやら。船長の気遣いで東港で夜の部がスタートです。
周りで30cmクラスのクロゾイがポンポン釣り上げられる中、私はなかなか乗せることができません。
昼の部と同じテキサスリグに、エコギアグラスミノーL チカチカ室蘭を付けて底をねちねち探っていると、小さなアタリが。思い切り合わせると魚の反応はあるものの、根がかりかと思うほど上がってきません。ゆるめに設定しているドラグが出て行ってしまうため、リールのスプールを抑えながらポンピングで持ち上げて巻き上げます。上がってきたのは50cmオーバーのクロソイ!
50cmオーバーのアブラコは何度か経験がありますが、クロソイは初めてです。体高がある分、随分大きく感じます。
「今日は良くない」
と船長は言いますが、ワンキャストワンヒットの入れ食い状態。
個人的に今回の釣行で活躍したのは写真にも写っているスプーンでした。
10g以下のスプーンにオフセットフックを付け、そこにグラスミノーL チカチカ室蘭の組み合わせ。スローピッチの真似事でアピールすると次々にバイトがありました。
オフセットフックばかりを使うのは根がかりが怖いからですが、反面ジグヘッドに比べるとフッキングに難あり。
完全に腕の問題ですが、乗ったと思っても途中で抜けたり、あわせに失敗したりするケースが多く、モノにできたのは体感でアタリ全体の60%程度か、それ以下でした。ここはもっとトレーニングが必要ですね。
しかしスプーンリグはボートロックくらいの水深であれば、アピール力が高くて使い物になりそう。次回も試してみたいと思います。
持ち帰るクロソイとガヤは全て船上で血抜きをし、一番美味しい状態でのお持ち帰り。
釣って美味しい魚の方が、楽しみが増えて良いですね。
さて、今回のボートロックで最も衝撃的だったのがタイラバの威力でした。
ここまでで十分に長くなったので、タイラバについてはまた次回。