'09/10/11 : 降水量 2 ml~石狩沖防波堤渡しリベンジ
先週と同様に風向きが悪く、今週も石狩防波堤流しは中止。
渡し自体は可能ということで、沖防波堤渡しでの釣行である。
まずは3日の釣行から。
ボクの釣行にしては珍しく好天だったのだが、昼過ぎに和田船長(遊漁船Littlebay)から電話がかかってきた。
なんでも風向きが悪く、流しは出来ないらしい。渡しのお客さんは他にも大勢いるとのことで、ボクらもそちらに便乗させてもらうことにした。人生初の沖防波堤渡しである。
17時に花畔埠頭のマリーナを出航し、5分程で沖防波堤に到着。
外側はかなり波が高い。時折テトラを越えた波飛沫が見えるほどである。
風も弱くないが、追い風ということもあって遠投が効きそうである。
明るい内に35cm程のアブラコが2本上がり(リリース)、幸先の良いスタートを切った。
ところがこの後が続かなかった。
周りでは30cmクラスのソイがぱらぱらと上がっているのに、ボクはまるでダメ。
ショートバイトばかりで乗せられないのだ。ワームサイズを下げたり、フックサイズを下げても乗らない。
釣れている人に話を聞けば、リグ自体は変わらないので、腕の問題なのだろう。
結局15cm程度のクロソイが1匹釣れたのみで帰りの船の時間になってしまった。
始めて乗る沖防波堤で爆釣できるほど、釣りは甘くないのであった。
続いて11日。
先週の釣行で玉砕し、リベンジを誓っての沖防波堤。
この日は朝から霰が降る不安定な天気だったのだが、夕方以降は回復するという予報を信じて乗船。
マリーナに着くと、予報通り晴れていて、風もさほど強くない。だが、それはマリーナだけの話だったのである。
いざ沖防波堤に乗る、という段になり、覗き込んだ海面は酷かった。
台風の影響で降り続いた雨で、石狩川から大量の川水が入り、まるで沼と見まごう程の濁り。
絵筆を洗った後のバケツのようなのだ。
しかも前回以上の高波で、時折頭の上に波飛沫が降り注ぐ。
雷鳴のような波音が響く防波堤に乗った瞬間から、今日はやめておけば良かったと後悔してしまった。
重めの方が良いだろうということで、1/2ozのテキサスにガルプパルスGBBFを着けてキャスト。
ところが海中は川の様な潮の流れで、リグがあっという間にはるか横へと流されていく。
フリーフォールは不可能だと判断しカーブフォールに切り替えるが、今度は流されすぎて堤防ギリギリまで戻ってきてしまう。
やむを得ずシンカーを追加し、1oz近いテキサスにして、やっと底が取れる状態。
それでもリグは相当流されてしまうのである。
ワームの色や形、テキサスにジグヘッドと手を変え品をを変え、キャストを繰り返すがアタリひとつなし。
歩きながら際を丁寧に探ってもやはりアタリはない。
そのうちに雨まで降ってきて、靴はぐしょぐしょ、すっかりモチベーションも下がってしまった。
結局この後も生命反応は感じられず、前回以上に厳しい釣行となった。
最後の30分は一段低くなった部分で風を避けながら、帰りの船を待っていた。
一緒に渡った人たちも今日は全然ダメだったとのこと。
やはり状況が厳しいときは無理をせず、中止することが大切だと心に刻んだ釣行となった。