20/07/10:降水量124mL ~ 5回目の正直!

この週末には平松慶プロによるジギングセミナーが実施されました。ブリ自体は時化もありなかなか上がらなかったようですが、参加者の皆様は有意義な時間を過ごされたようです。

さて、私はというとセミナーには参加できなかったのですが、前日に行われたプラ釣行に同行させていただきました。天気は快晴。気温も最高29℃の予報ですが、いかんせん風が強い。Windyを見ると積丹半島の向こう側が大時化で、とにかく行ける範囲での釣行となりました。

朝一で平松プロを初め乗船する皆様にご挨拶をし、遊漁船チライで古平漁港を8時に出港。40分ほど会話を楽しんでいるうちにポイントに到着です。まずは無線塔のやや手前からスタート。

とにかく風が強く、潮も早い。しかもそれが同じ向きだので、あっという間に船が流されて行きます。エンジンで船を制御した上で1.2~2ノットの速さです。かなり難しいコンディションですが、開始直後に船中同時ヒット! 2名の竿が同時にぶち曲がり。

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1本は今回のために作られたガミーオリカラ、もう一本は微弱メタルのブルピンでした。

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微弱メタル、面白そうなジグなので今度買おうかと思います。

さて、いきなりのダブルヒットに船内は盛り上がりを見せますが、ここから長い沈黙。

潮止まりを迎えてしまいます。

しびれを切らし、更に釣りにくくなる覚悟で無線塔沖へ。

船長の指示でジグを沈め、着底からピッチを変えながら巻き上げます。そして底から10m。しゃくり上げた竿先が抑え込まれる明確なアタリ。フッキングにも成功し、ファイト開始です。ドラグを調整しながらファイトすること約5分。

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やりました。今季1本目は7kgクラス。腹回りもそれなりで良い個体です。

そこからは連チャン。もちろん平松プロも釣ります。

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私の3本目は同乗者が動画を撮っていてくれました。

www.youtube.com

終わってみれば船中7本。1ブレイク1バラシでした。竿頭は空気を読まない私です。偶然です。

ブレイクの様子は隣で見ていましたが、あれはブリでなくマグロでしょうね。魚探にもマグロがわんさか映っていましたし。いやあ、良い釣行となりました。

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今回のタックルデータ

ロッド:シマノ オシアジガー∞ B653

リール:シマノ オシアジガー2001HG

ライン:PE 2.0号

リーダー:フロロ40bp

ジグ:ペリー180g グリーンシルバー

フック:ささらさる1/0

降水量123mL ~ ブリ4連敗

今週末もブリ狙いで出撃してきました。乗船したのは古平漁港の遊漁船チライ。今回から乗り子として乗船しています。

さて、先週になって好釣果が伝えられていた積丹沖のブリですが、良かったのは2日ほど。あっという間に元の渋い状況に戻ってしまいました。

予報では風浪強く、出港を遅らせて9時半出発。いざ船を出してみると良い意味で予報が外れ、風はなく波も穏やか。それほど波を被ることなく、40分ほどで無線塔沖に到着です。

無線塔沖には既に僚船がたくさん浮かんでいて、各艇1本程度はブリを上げている模様。しかも目の前でAtuyが2人同時ヒットしているではありませんか。気持ちよく竿を曲げているのを横目にチライもスタートフィッシング。

私はいつものようにペリーで開始。カラーは最近好調が伝えられているグリーンゴールドです。

水深は50mちょっと。着底の感触からして海底は砂地です。5mほどハイピッチで底をきり、そこからフォール中心に誘いをいれます。

しばらく振りましたがジグへの反応がないため、海底を叩いて砂埃を上げ、魚の寄りを期待すると魚がヒット。明らかにブリではありませんが、なかなか良い引き味を見せて上がってきたのは今シーズン積丹沖で外道数No.1のこれ。

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ひゅうっ! 良いところに針掛かってるぅ!

フッキングだけは100点です。しかもでかい。30cm近くあり、意外と泳ぎが達者なうえ、上がってくる途中で膨れ上がるため抵抗も十分。ジグの飛びを抑えめにするといくらでも釣れてきますが、私は食べないので全く嬉しくありません。船頭に捌いてもらうという手もあるのですが、ちょっと怖いですよね。

その後も上がってくるのは、

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ミズクサガレイ。

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クロソイ。

こちらは40cmオーバーの良いサイズでしたし、お腹も大きくないのでありがたくキープ。しかしこのクロソイ、帰ってきてお腹を開けてみると胃袋空っぽ。なのに根周りを流しても根物の反応が良くない。あまりジグに反応しません。どうしたんでしょう。

魚探には時折ブリとみられる反応が映りますが、ジグを振っても知らんぷり。一度だけフォールでの誘いにショートバイトがありましたが、フッキングには至らず。

今シーズン4度目の出撃も、ノーブリでフィニッシュです。

船中1本も上がらないので、乗り子としてもタモ入れすらできません。

こりゃ参りましたねえ。

降水量121mL ~ 沖縄遠征

ご無沙汰しております。新型コロナウイルスが猛威を振るっております。

私も仕事柄リスクが高く、症状がなくともキャリアとなっている可能性が否定できません。予防はしていますが、既に誰がいつ感染してもおかしくない状況。私自身が感染源となることだけは避けたい。医療従事者が脇の甘いところを見せれば、センセーショナルに報道されて叩かれるのは目に見えていますから。

オフショアが主戦場の私にとって、三密を避けるのは厳しいです。キャビンは換気が悪く狭いですし、トイレも同様。釣り座においても2m間隔を開けるのも容易ではありません。ではショアにと言っても途中コンビニにも寄れないのではやはり難しい。

そういうわけで私は釣りを自粛しております。ストレスのたまる現状では発散が出来ないのは辛いですが、今は我慢。

さて、これほど新型コロナウイルスが暴れまわる前に、沖縄へ遠征に行っておりました。帰ってきて記事の準備をしたところ、イタリアとアメリカが壊滅的な状況となり、事態があれよあれよという間に悪化。投稿できなくなっていました。報告は事態が落ち着くまで待とうかとも思ったのですが、個人的に鎮静化には年単位の時間を要するとも考えており、報告のみしてしまうことにしました。

遊漁船で本島を出発したのが朝6時。そこから久米島方面へ2時間ほど走り、キハダ狙いでパヤオを攻めますが釣果はなし。現在は少なくなったという浮きパヤオ「ニライ」を見られたので満足です。この下に数百メートルも鎖が伸びていて、そこにマグロがいるなんて、ロマンありますよね。

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2日間船を出してこの日が2日目でしたが、直前に入った低気圧の影響で海水温が低い。魚の反応は素晴らしいのですが食い気がなく、非常に厳しい戦いを強いられました。この日もパヤオを諦め、前日やや釣果のあった慶良間海域に戻ります。

私は朝から休むことなく竿を振り続け、釣ったのは25cmほどのカワハギのみ。ジグでカワハギ、しかも1/0フックがしっかり口に掛かってくるというのも珍しいですが、これといった釣果がなく夕方を迎えました。帰りの時間を考えると実釣時間はあと2時間ほど。前日はアマミフエフキが1尾だけ。沖縄まで来てこの釣果は気持ちにも焦りが出ます。

ポイント到着後、ジグをパープルシルバーに変更しての一投目。着底からジャカジャカ巻きで1mほど底を切り、スローで誘ったところにドン! ときました。

きつめに締めているドラグが引き出されます。丁度水深が170mほどまで浅くなってきたところで、ロッドはオシアジガーインフィニティのB603、リールがオシアジガー1501HGでラインはPE2号というライトタックルに持ち替えたところでした。あまり大きそうではないですが、タックル的に無理が出来ません。とはいえ前日に同じタックルでカンパチをかけた際、焦ってスプールを抑え込みばらした経験が生きました。走るのは仕方がないのでゆっくりリールを巻き続けます。

3分ほどかかって上がってきたのは小ぶりなカンパチ。小さい割にファイトが強烈なのが印象的でした。3kgもないサイズだと思いますが、積丹で狙うブリの6kgくらいの感覚です。

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さて、船内で数本魚が上がったことで士気も上がります。

さらに何度かポイントを移動したあとです。船長に水深を聞くと「200m」とのことだったので、220gのジグを投入します。ポセイドンスロージャーカー4oz、オシアジガー2001NRPGにPEは3号。リーダーはフロロ40lbです。持ち込んでいる2本のタックルのうちでは強い方ですが、それでもそこまでヘヴィではありません。

ラインが110mほど出たところでジグが着底。なんと水深は100mで、私の聞き間違いでした。余談ですが道内の船頭さんはポイントに着くと逐一水深等々伝達してくれるのですが、道外はそうでもないようです。船長は優しくて良い方でしたので、単純に文化の違いなんでしょう。

底から10mほど誘い上げ、「もう一度落とし込もうかな」と思った矢先のことでした。ジグを水平フォールさせた途端にひったくられ、海底へ向けてラインが一気に走ります。

ロッドを立てるわけにはいかないので、竿先を海へ向けてラインを一直線にし、あとは魚との綱引きです。巻き上げてはラインが出され、巻き上げてはラインが出されの繰り返し。

「でかい?」

と聞かれますが、正直それほどではないように感じます。

「さっきの奴よりはデカいですけど、そこまででもないです」

と答えて綱引きを続けます。実は前日から同乗者が数回カンパチをかけ、ラインをブレイクされていました。その引きたるや凄まじく、ヒットするなりものすごい力でラインを引き出していき、根に巻かれてブレイクするんです。それを見ていたので、そこまででもないかなあというのが感想でした。

移動中に結束部分とリーダーの傷はチェックしていますし、針も研いであります。タックルに不安はありません。この辺りは最近サクラマスジギングで先生から教えられたこともあり、丁寧に釣りと向き合うことにした成果です。あるとすれば自分で組んでいるPRノットが大丈夫かどうかだけ。それだけちょっとドキドキしました。それに水深を聞き間違えたことが幸いし、4ozの竿に2000番クラスのリールで勝負ができています。

5分以上やりとりしたかもしれません。ついに海面に見えたカンパチは予想よりずっと良いサイズでした。もちろんタモでは間に合わず、仲間がギャフを撃ってくれました。

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SOMのフィッシュグリップを使った船上計測で13kg。全魚種あわせても、当然私の自己最高記録です。船上に上げた後は船長と熱いハグをしました 笑

「最近はジグじゃこのサイズはなかなか上がらんよ」

と船長にお褒めの言葉を頂き、素晴らしい釣行となりました。

強い竿、太い糸、電動のリールを使えば大きい魚も上がるのはわかりますが、やはりスローピッチの魅力は細い竿に細い糸を使い、魚とダイレクトな勝負ができるところにある気がします。釣り上げるまでは大変ですが、上がった瞬間は雄たけびを上げてしまうほどにアドレナリンが出ます。沖縄本島で釣りをしてみて、特にこれからジギングに挑戦する方にとっては、北海道はとても恵まれた環境にあると感じました。

沖縄本島でのジギングは決してイージーとはいえないものですが、普段釣れない魚種にたくさん出会えますし、大きな個体もいます。また行きたいものです。

20/02/11:降水量120mL ~ サクラマスジギング~人生初の定数達成!

勇払マリーナから「あさかぜ」で出港してきました。もちろん狙いは好調続くサクラマス。予約満席だったタマリスクの代わりに高野船長に紹介してもらいました。

乗り合わせたのは私を含め6名で構成はバケが1名、ジグ5名。まずは基本と先生の教えに忠実に、40mから20m付近をワンピッチで探っていきます。同乗者に1本上がりましたが、後が続かず。僚船からの情報を受けて3マイルほど移動します。みんなが使っているジグのカラーはグリーン系が多い様子。ついこの間までは太平洋はブラッグゼブラ、日本海はグリーンというのが鉄板だったように思いますが、今やグリーンは日本海太平洋問わず鉄板カラーとなっています。さて、私はというとNaMaRa Jigブラックグローゼブラ175gという太平洋定番中の定番からスタート。まずは基本に忠実に、ね。そしてやはりこのカラーは釣れます。

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形こそ小さいですが23mと17mで2本キャッチし、ジグを交換。今度は先日自分でチューニングしたNaMaRa Jigブラックグローゼブラ175g鮑チューンです。

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2本あったブラックグローゼブラに鮑シールを貼っただけです。今回はお試しなのでトップコートもしていません。ただシール貼っただけ。

しかし! なんと1投目からマスをキャッチ。

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恐るべし鮑チューン。あわびパワーで3本キャッチし、合計5本となったあたりで時刻は9時半。それまでコンスタントに上がっていたマスが釣れなくなり、船上にも停滞ムードが漂います。そこで針先を研ぐついでにジグカラーをチェンジ。メンジジグシグナルグロードット150gです。シグナルカラーも最近好調が伝えられますね。これで1本追加し、定数まであと4本。

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しかしここから釣れない時間が続きました。僚船のバケ組が釣果を伸ばしているようですが、棚は75m前後。バケでその水深ですから、ジグで狙うなら80~90mということになります。先生から私のレベルでは深場のデカマスは難しいと言われておりましたので、浅棚を探り続けますが、釣れてくるのはスケソウばかり。意を決してカラーをブラックグローゼブラに戻し、ジグを90mラインへ。針先をこまめに研いでいた効果か、バラシも少なくマスを4本追加。合計9本となりあと一本。

終了間際、80mでこれまでとは明らかにパワーの違う個体が掛かり、格闘の末に上がってきたのは2.5kgの良型サクラマス

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船上で船長には3kgだ! と言われ浮足立っていましたが、帰宅後に測ると2.5kgしかありませんでした。血抜き後とはいえ、3kgにはほど遠いですね。お恥ずかしい(笑)とはいってもこれが10本目。人生初のサクラマス定数達成となりました。なにより深場のマスをしっかりキャッチできたのが嬉しかった。

今日はサクラマスの食いも立っていて、どちらかと言えばイージーな日だったように思います。狙いの棚さえしっかり押さえ、1/2か1/4ピッチで誘ってやるとコンスタントにマスが掛かります。逆に棚を把握できていない同乗者はかなり苦労しており、むしろほぼ底棚となった後半に数本キャッチしていました。それまではボウズだったので、恐らく棚があっていなかったのでしょう。スピニングでしたしね。こういう時はカウンターつきのリールが力を発揮します。はっきり言ってカウンターなしには戻れません。オシコンCT301PGならパワーも十分。100m近くからの巻き上げも余裕でした。

マスは釣って楽しい、食べて美味しいターゲットですので、また行きたいですね。

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タックルデータ

ロッド:シマノ オシアジガー∞モーティブ B610-1

リール:シマノ オシアコンクエストCT 301PG

ライン:PE 1.2号

リーダー:フロロ14bp

 

ヒットジグ

① NaMaRa Jig ブラックグローゼブラ 175g

② NaMaRa Jig ブラックグローゼブラ 175g アワビチューン

③ Menji Jig シグナルグロードット 150g

 

20/02/01:降水量119mL ~ Northcastジギングバトル第12戦 @芳栄丸

前回とても良い思いをした静内沖五目ですが、今回は今一つ。スケソウの群れが厚く、思うような釣果が出せません。

前回の真鱈がまだ冷凍庫を圧迫しているので、真鱈を避けて根物を獲るべくタイラバからスタートしますが、釣れてくるのはスケソウばかり。

タマリスクでのサクラマスが不発に終わったこともあり、周りが根物中心に狙う中、ネチネチとサクラマスを狙いますがついぞ魚信はなく......。真鱈を数本キャッチして終了となってしまいました。

まあ、攻めた結果での貧果ですから、今回はやむを得ないと思いましょう。一つ経験を増やしたということで。

真鱈のフライと鍋は美味しかったですよ。

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20/01/26:降水量118mL ~ Northcastジギングバトル第11戦 @タマリスク

またまたNorthcastジギングバトルに参加してきました。今回は苫小牧勇払マリーナからタマリスクに乗船。狙いは好調続くサクラマスです。

複数本、なんなら定数狙うぞ!

 

と思っていたのですが、結果を見れば惨敗です。

どうにかこうにか1本だけキャッチ。

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ジグははシーフロアコントロール アロー / NorthCastオリカラ 瓜ちゃんカラー180gでした。

この日は20mから80mまでマスの棚がばらける難しい状況。私もヒットした棚にジグを送り込みますが、そうこうするうちに別の棚でマスが上がり、またそちらへジグを移動する後手後手の展開が続きました。

同乗者の方々はしっかりと複数本キャッチし、なかには定数キャッチの猛者も。流石だなあ、と感心しきりでした。

どうにも私は細かいアタリを拾い切れていない印象。しかもあまりの寒さに振りが雑になる最悪の釣り。完全に腕の問題です。もっと練習しないと。

 

タックルデータ

ロッド:シマノ オシアジガー∞モーティブ B610-1

リール:シマノ オシアコンクエストCT 301PG

ライン:PE 1.2号

リーダー:フロロ12bp